メインブラウザを Chrome から Brave に乗り換えて2ヶ月ほどがたったので、使ってみた感想やメリット・デメリットを紹介していきます。併せて、Brave が推奨している DuckDuckGo という検索エンジンについても書いていきます。
Brave ってなんなの?という方は下記の記事をご覧ください。
広告を見るだけでお金がもらえる!?プライバシー重視の次世代ブラウザ「Brave」
😊 Brave を使ってよかった点
ブラウザを使ってるだけで仮想通貨(日本では BAP)がもらえた
Brave 側が提供する広告を見ていただけですが、僕の場合は最初の月に 1.90BAP (2020/12レートで 40 円ちょい程度)稼ぐことができました。
初期画面に表示される、クリエイターが作成した画像を見ることによってもわずかながら入っているような気がします(広告クリックしてなくても勝手に増えていることがあるので)。
1ヶ月に1度決済日があり、1BAP 単位 0.5BAP単位で報酬を受け取れるため、今回は 1BAP 分がウォレットに入り、残りは保留中になりました。1BAP を下回っていると報酬は保留中となり、おそらく受け取とることができません。
(2020/1 追記) 1ヶ月に一度決済日があり、0.5BAP単位で報酬を受け 取れるようです。
今月(2020/12)は一か月で 4BAP ほどになっていました。僕は仕事柄ブラウザを使うことが多いのですが、この辺りは人によって増減すると思います。
検索エンジンを切り替えながら検索ができる
検索バーに入力する際に、特定の接頭辞を付けることで対応した検索エンジンで検索することができます。
- g! … Google
- b! … Bing
ふだんの設定は DuckDuckGo にしておいて、一瞬 Google 検索がしたくなったら「g!キーワード」で検索することで「キーワード」を Google で検索してくれます。
ただ空白を入れると検索エンジン切替が効かないため、特定の1ワードでの検索しかできない点は少し不便です。
また一般的なユーザーがこの機能を頻繁に使うことはほぼ無いでしょう。
挙動が Google Chrome とほぼ同じで、アドオンも使いまわせる
Brave は Google Chrome と同じ Chromium をベースとしているため、操作性がほぼ同じです。そのためブラウザを変えたことによる学習コストはほとんど発生しないのは良かったです。
🤔 Brave を使って不満だった点
Amazon Prime Video などがデフォルトで見れない
拡張機能「Widevine」を有効化する必要があります。一般の方が使うには障壁になりそうです。
https://qiita.com/shge/items/72d42fabd0fab1d71850
正常に動かないサイトがある
これははっきりとした原因がわかりませんが、Chrome だと動いたが Brave だと動かなかったということがたまにありました。
おそらく何らかの外部ソースがブロックされていたからかもしれません。
広告が相当偏っている
これはデメリットというほどではありませんが一応。
この二か月間で Brave から提供される広告を数十回以上閲覧しましたが、広告の種類は4つほどしかありませんでした。なので、何回も同じ広告を閲覧することになります。
何度も 出てくるおかげで Proton Mail をインストールしてしまいました(笑)。スイスのプライバシー重視メーラーですが、まだGUIがレガシーな感じでした。
BAT を端末間でまとめられない
広告閲覧によって得た BAT は、例えば PC と スマホで別々にインストールした Brave ブラウザ間で1つにまとめておくことができません。別々に集計されます。
こちらについては、後々まとめられる機能が搭載されるとのことです。
😊 DuckDuckGo を使って良かった点
検索言語(日本語 ↔ 他言語)の切り替えがかんたん
これは Google 検索にもあるのかもしれませんが、DuckDuckGo には「日本語検索かそれ以外か」をボタン1つで切り替えることができます。
これは個人的に結構重宝していて、調べ物をしている時に日本語のサイトを弾きたい場面があるため、その際にサッと切り替えられるのは便利です。
Google にも言語設定はありますが、言語切替ボタンを常時表示させることができるのかは不明。
検索結果でリンクをクリックできる範囲が広い
細かい話ですが、検索結果からページリンクをクリックする際、たいていの検索エンジンはタイトルだけがリンクになっていることが多いです。
DuckDuckGo では1ブロックすべてがリンクになってるのでクリックしやすくなっています。
🤔 DuckDuckGo を使って不満だった点
Google Map がデフォルトではない
DuckDuckGo ではデフォルトのマップが Apple Map になっています。使い勝手からしても Google Map の方がいいなと思っています。
総評
まとめてみると、使い慣れている Chrome + Google 検索からわざわざ乗り換えるほどのメリットがあるとは言い難いです。
ですが、プライバシーを重視する考え方、広告閲覧者側への収入、投げ銭機能など、従来とは違った新しいウェブの世界を切り開こうとしているのは間違いありません。
まだまだ一般に普及するには時間がかかると思いますが、今後への期待を込めてこのまま使っていこうと思います。
また、もしこのブログが役に立ったと感じていただけたら、Brave ブラウザからチップを送っていただけると喜びます…!