WordPress のテーマフォルダを確認
まず WordPress のテーマは、
/wp-content/themes/の中に入っています。もし WordPress をインストールしたばかりなら、この中にいくつかフォルダが入っているかもしれません。
これは WordPress 公式テーマ（2019年版のテーマなら twentynineteen など）になります。今回はオリジナルテーマを自分で作るので、削除しても構いません。
WordPress のオリジナルテーマを作成
オリジナルテーマのフォルダを作成する
それでは、wp-content/themes/の中にオリジナルテーマフォルダを作成しましょう。ここでは仮にwp-content/themes/sample-theme/という名前で作成しておきます。
※ この名前は後から変更することもでき ますが、サイトをある程度運用した後にこの名前を変更する場合は、相当綺麗に作っていないと難しい可能性が高いです。あまり変な名前は付けないでおきましょう。
テーマ必須ファイルの作成
フォルダを作りましたが、これだけでは WordPress にテーマフォルダと認識されません。最低限テーマとして認識させるには、
- styles.css
- index.php
の二つのファイルを作成する必要があります。先ほどの例でいうと /wp-content/themes/sample-theme の中にこの二つのファイルを作成していきます。
（1）styles.css
これは style とありますが、テーマ名や作者名などを記載しておくテーマ設定用ファイルです。まず最初の行に下記を記述してください。
/*
Theme Name: テーマの名前
Theme URL: テーマのドメイン
Description: テーマの説明
Author: 作成者
*/
「このテーマはこういう名前で、こういう人が作っています」という情報を記述しておきます（この情報は 管理画面 > 外観 > テーマ から確認できます）。他にも記述できるものはありますが、詳細は公式リファレンスを参照してください。たまに公式テーマを改造して作った時にこの箇所をそのままにしている方もいますが、直しておくとよいでしょう。
※ あくまでも css ファイルなので、読み込ませればサイトで使用する css を書くことも可能ですが、css は別のファイルに書いておいた方が良いでしょう。
（2）index.php
WordPress ではページ表示の元になる「テンプレート」を作成していきます。
もし読み込むテンプレートが無い場合は最終的にこの index.php が呼ばれることになっているため、最低このファイルだけあれば WordPress として成り立ちます。とりあえず、中身は空でも問題ありません。
これでテーマを使用する準備が整いました！
テーマの有効化
作ったテーマを有効化していきましょう。/wp-adminから管理画面にログインします。
サイドバーの「外観」から自分のテーマを選び、有効化ボタンを押します。とは言え、まだ何もないテーマなので、サイトを表示しようとしても真っ白なページが出るだけです。
これで WordPress のテーマを認識させることが出来たので、テンプレートを作る準備が整いました。次回はテーマの核となるテンプレートをそれぞれ作成していきます。